書の名宝展行ってきました [和歌・源氏物語・古典]
両国駅にあったお相撲さんの大きな写真。
江戸東京博物館で開催されている書の名宝展に行ってきました。
名宝展の入り口にあった大きな熊手。縁起良さそうなので、写真にとってきました。
中国の有名な書の達人の遺した漢詩なども展示されていましたが、草書になると全く解説文を見ないと文字が読めない状態でした。
文字から書いた人の人となりがかいまみえるようなきちっとした書体もあれば、のびのびと蛇がうねるように生き生きと紙の上を墨が走っているような書もあり。
また書の書かれた年代、書いた人の人生の浮き沈み等も小さな解説文で読みながら、疑問点等も多々あったりしましたが。
中には突っ込みところが満載の人もいて、生活費はどうやって賄っていたのかと考えたりしました。
だって70歳で科挙の試験に合格した人だとか。試験に受かるまで長すぎるだろ?と考えたり。実家がお金持ちだったのかしらとか。
別の人は仕事で失敗して流罪になり、自分だけならまだしも友人まで巻き添えにして流罪になった人だとか。順風満帆な人生を送ってきた人ばかりじゃないのも、作品としての完成された美しさを持つ文字たちが、いかに愛されて大切に保存されたかがわかるものでもありました。
90歳の方の書いた文字は、晩年の作品と説明文がありましたが、文字にも表れる人生の深みのようなものを感じたり。
王族の人の書はそこはかとなく漂う品を感じたり。
どんな意味の文章が書いてあるかよりも、書いた人物の背景を想像して文字は奥深いものだなあと思いました。
また、常設展示は江戸の風俗とか、色々火消しの纏を持ち上げてみたり。
千両箱のレプリカがあって、千両箱の重さを体感できたりなど。
なかなか面白い体験の出来るところでした。
人力車は座るところの生地がなかなかお洒落でした。
おみこしとか、祭りの道具の展示もあって、綺麗なものがたくさんありました。
タグ:江戸東京博物館 書の名宝
生活するの?
by BlogPetの鷹通 (2008-08-13 14:19)
昔の人は達筆 武将たちの書しかり 今筆を使えるのは
クラブや、書道塾の人ばかり・・・ペンはまあまあですが
筆となると、幼児並みのカナ釘流~
by 侘び助 (2008-08-13 20:36)
ちわ~暑いですねぇぇぇ
千両箱の重さはいかが?盗人のようにひょいひょい担いで走るには、鍛錬が必要でなくらい重いですか?^^
書ってのはバランスがとれたものは美しいですよね。紙の余白と墨の黒とのバランスも。
字は下手ながら面白いと思います~。で、時々遊ぶのよね。
by そーすけ (2008-08-15 11:22)
先日は暑い中お疲れ様でした!
ひとつの書からいろいろなことを感じられる素敵な機会でしたね。
これからは自分ももっときれいに字を書こう・・・とか思ったり。
sijinnさんが楽しそうに纏を回されていたのが印象的でした(笑)
by 優姉 (2008-08-19 16:53)
☆侘び助さま
筆は習った人は綺麗にかかれますものね。私は習字習ってないので、筆文字は自信が無いです。
by aoyamasijinn (2008-08-20 22:32)
☆そーすけさま
こんばんはー。
千両箱は思ったよりも見た目が小さい気がしました。
鍛錬はいらないくらいだと思うんですが。いざとなると人間の力ってけっこう出ますよね。
むしろ、火事場で纏を振る方がきついかと思いました。
by aoyamasijinn (2008-08-20 22:34)
☆優姉様
こちらこそいい展覧会を楽しませていただきました!!
鷹通さんに見せてあげたいなあと思ったけど、鷹通さん動かなくなりそうだとふと思った。(笑)
纏のコーナーは私のためにあるのかと思うほどいいものでした。アレ、鎖がもっと長ければ派手に回せたのにな。と思う。
by aoyamasijinn (2008-08-20 22:36)
☆微風さま
ナイスありがとうございます
by aoyamasijinn (2008-08-20 22:37)