彼女の消息 [和歌・源氏物語・古典]
アニメの源氏物語には描かれるのかどうかわかりませんが。
私は小学生のときにはじめて源氏物語を読んでから、少し気になっていた女性がおりました。
彼女の名前は「真木柱の君」といいます。
光る君の恋愛の相手でもありませんから、そんなに頻繁には登場することもなく忘れられてしまうかもしれない姫君です。
彼女が詠んだ歌がこれです。
今はとて 宿離れぬとも 馴れ来つる 真木の柱 われを忘るな
(いまはとて やどかれぬとも なれきつる まきのはしら われをわするな)
この歌を詠んだことで、彼女は真木柱の君と呼ばれている女性です。
住み慣れた家を離れなくてはならない、もう二度と戻ることのないであろう家を去る前に残した歌。
この歌を詠まれるまでに、彼女がどのような家庭環境で育っていたのかを少しだけ私の推察も交えてご説明することにします。
真木柱姫君は、髭黒の右大将を父に持ち、式部卿宮の娘を母に生まれた姫君であり、父親である右大将は当時の貴族としてはいけてない風貌の男であったと思われる。
だから、髭黒なんて呼ばれていたのだろう。
雅やかな風情などかけ離れた男性ホルモン全開の男性だったのではないかと思われる。
母親は若い頃から美しい女性であったが、数年前から物の怪につかれて暴れたり人格が変わったようになってしまうことがあった。
現代で言えば、精神的疾患があったのだと思う。
だがこの当時は、物の怪にとり付かれたと判断された。
いつから、北の方が精神的疾患を患っていたのかは定かではないが、原因が何もなくていきなり病気になるわけもなく。心に何かが積もり積もってしまった結果、病気になったのだと思う。
北の方は、真木柱の姫君のほかに男の子を二人生んでいる。
北の方の病気は結婚生活に大きな影響をもたらしたことと思うが、子どもたちの年齢を考えて、夫婦としては15年以上連れ添ったことと思う。
うまくはいっていないが、北の方を離縁するほど愛着がないわけでもないし、可愛がっている娘や息子もいるので、切れそうで切れない糸がまだ夫婦としては存在していたのだろう。
北の方の病がよりいっそう激しい症状になったのが、髭黒が玉鬘という若い女君に懸想しだしてからであるようだ。ただでさえ心の病で苦しんでいる。
当時の治療法であった加持祈祷もいっこうに効果が見られない。
追い詰められた精神状態にさらに追い討ちをかける夫の浮気。
浮気というよりすでに本気と化したいいトシをした冴えない男の恋心は日増しに高まってそわそわ、ウキウキしだす。おそらく心ここにあらずというような状況もあったのだろう。
そんな日々のうちに、あろうことか髭黒は玉鬘に通うことに成功する。
常日頃からずっと思いを寄せていた高嶺の花ともいえる存在の女性をものにしたとあれば、髭黒も毎日がハイテンションな気分であったに違いなく、玉鬘の若さや美しさに家庭のことなど吹き飛んでしまう状態であったのだろう。髭黒は自宅の敷地内に玉鬘を迎えるための別邸を建て始める。
目と鼻の先に工事されている建物の建設中の物音もそれなりに騒々しいものであっただろう。
北の方の心中、察するに余りある。
源氏物語にはこんな場面がある。
玉鬘のところに通っていく髭黒のために、衣に香を焚き染めて出かける準備を整えていた北の方。
「行ってらっしゃいませ」と声をかけたが、突然物の怪による発作が起こり、お洒落した髭黒めがけて灰の入った香炉を投げつけた。
風流とは程遠い長年連れ添ってきた夫が、若い女に会うためにいそいそと支度をしてお洒落をして出かけていく様を妻であればどう思うであろうか。
今で言ったら、着る物も上質なスーツを揃えて香水なんかも使って出かけていくようなものだろう。
いくら一夫多妻が普通であったにしても、北の方にしてみれば許せない思いであったに違いない。
私は正直、この場面で北の方に拍手喝采してしまった。そうだ、もっとぶっかけてやれ。とさえ思った。
源氏物語を読んでいた当時の女性たちも、北の方のこの行動に内心指示をした人もいたのではなかろうか。
この香炉投げつけ事件が人の噂になり、北の方の実家では娘にこんな思いをさせるために髭黒に嫁がせたわけではないのだから、すぐに子どもと一緒に帰ってきなさい。ということになり、北の方とその子どもたちは実家に戻ることになったのである。
北の方が実家に引き取られる時に、荷物を運んだりもしたであろうから、それなりに大掛かりな移動であったと思う。引越しだから。
玉鬘に御執心の髭黒はあまり帰宅していなかったかもしれないが、真木柱の君は突然に引越ししなくてはならない住み慣れた我が家に別れを告げなくてはならない状態に困惑したことだろう。
(お父さんが帰ってきてくれたら、きっとお母さんを止めてくれる。)
そう思ったに違いない。
もしかしたら、髭黒に使いを送って早く帰ってきて欲しいと頼んだかもしれない。
女房たちにもきっと早く牛車に乗るように、母上様もお待ちです。などといわれながらも、粘って父親を待ち続けた少女の気持ちを思うと、非常に切なくてやりきれない。
(お父さんはもうすぐ帰ってくる。あと少し、あと少しで良いから。)
やがて日が暮れ、父親がその夜も帰ってこないことを知ったとき、真木柱の君は父親に裏切られた思いであったことだろう。
今はとて 宿離れぬとも 馴れ来つる 真木の柱 われを忘るな
(いまはとて やどかれぬとも なれきつる まきのはしら われをわするな)
この当時から一家の大黒柱という言葉があったかどうかわからないが、一人の少女が精神的に父親という存在を無くしてしまったことがうかがい知れる。
「もうこの家を離れなくてはいけないけれど、慣れ親しんだ真木の柱だけは、お父様のように私を忘れないでね」
北の方の実家に引き取られた後、事実を知った髭黒は妻に合わせて欲しいと実家に足を運ぶが、妻にも娘にもあわせてはもらえず、結局男の子二人だけを連れて帰る。
この後、髭黒は新しい北の方として玉鬘の君を家に迎える。
髭黒と玉鬘の幸せの代償に、心を痛めた少女がいたことを心に留める人がいても良いのではないだろうかと思ったのである。現代に通じるものではないにしろ、家庭崩壊までもがさりげなく描かれている物語はなかなかない。
この経験が、真木柱の姫君の男性観を大きく左右したのではなかろうかと思う。
何故かと言うと、彼女が結婚した相手が、蛍兵部卿の宮であったからだ。
蛍兵部卿の宮は、光る君の弟に当る桐壷院の親王であり、容姿は優男風。性格は色好みで風流を解す。絵画から音楽まで幅広く芸術に関して博識。正妻と死別したが女性関係は派手で常に噂が立っているというような男性だったからだ。
自分の父親とは正反対の男性である。
真木柱の君は、蛍兵部卿の宮との間にできた女の子が一人。後に宮の御方と呼ばれる姫君であるが、大変恥ずかしがりな姫君であったらしい。
蛍兵部卿の宮と死別したのち、真木柱の君は紅梅の大納言と再婚。大夫の君という男の子をもうけ、幸せに暮らしている姿が垣間見える。
紅梅の大納言というお人は、柏木の弟であるが柏木が才に優れた人でもあったため、比べられると少しは劣るところがあったのかもしれないが、柏木の死後、きちんと家を守ってきた人である。
紅梅とあだ名をつけられるような人だ。きっと寒さで凍えるような日の中にもそっと咲き初めて華やかに心を彩ってくれるようなささやかな梅の紅さを持つような人柄の方だったのかと思う。
私は、幸せになって欲しいと思う少女が当たり前の幸せを掴むことができたことを、本当によかったと思ったのです。源氏物語の凄さは、スポットライトが当るのが一瞬の人でも、その後の消息が気になった人がきちんと描かれているという点においても、素晴らしい物語であると思います。
私は小学生のときにはじめて源氏物語を読んでから、少し気になっていた女性がおりました。
彼女の名前は「真木柱の君」といいます。
光る君の恋愛の相手でもありませんから、そんなに頻繁には登場することもなく忘れられてしまうかもしれない姫君です。
彼女が詠んだ歌がこれです。
今はとて 宿離れぬとも 馴れ来つる 真木の柱 われを忘るな
(いまはとて やどかれぬとも なれきつる まきのはしら われをわするな)
この歌を詠んだことで、彼女は真木柱の君と呼ばれている女性です。
住み慣れた家を離れなくてはならない、もう二度と戻ることのないであろう家を去る前に残した歌。
この歌を詠まれるまでに、彼女がどのような家庭環境で育っていたのかを少しだけ私の推察も交えてご説明することにします。
真木柱姫君は、髭黒の右大将を父に持ち、式部卿宮の娘を母に生まれた姫君であり、父親である右大将は当時の貴族としてはいけてない風貌の男であったと思われる。
だから、髭黒なんて呼ばれていたのだろう。
雅やかな風情などかけ離れた男性ホルモン全開の男性だったのではないかと思われる。
母親は若い頃から美しい女性であったが、数年前から物の怪につかれて暴れたり人格が変わったようになってしまうことがあった。
現代で言えば、精神的疾患があったのだと思う。
だがこの当時は、物の怪にとり付かれたと判断された。
いつから、北の方が精神的疾患を患っていたのかは定かではないが、原因が何もなくていきなり病気になるわけもなく。心に何かが積もり積もってしまった結果、病気になったのだと思う。
北の方は、真木柱の姫君のほかに男の子を二人生んでいる。
北の方の病気は結婚生活に大きな影響をもたらしたことと思うが、子どもたちの年齢を考えて、夫婦としては15年以上連れ添ったことと思う。
うまくはいっていないが、北の方を離縁するほど愛着がないわけでもないし、可愛がっている娘や息子もいるので、切れそうで切れない糸がまだ夫婦としては存在していたのだろう。
北の方の病がよりいっそう激しい症状になったのが、髭黒が玉鬘という若い女君に懸想しだしてからであるようだ。ただでさえ心の病で苦しんでいる。
当時の治療法であった加持祈祷もいっこうに効果が見られない。
追い詰められた精神状態にさらに追い討ちをかける夫の浮気。
浮気というよりすでに本気と化したいいトシをした冴えない男の恋心は日増しに高まってそわそわ、ウキウキしだす。おそらく心ここにあらずというような状況もあったのだろう。
そんな日々のうちに、あろうことか髭黒は玉鬘に通うことに成功する。
常日頃からずっと思いを寄せていた高嶺の花ともいえる存在の女性をものにしたとあれば、髭黒も毎日がハイテンションな気分であったに違いなく、玉鬘の若さや美しさに家庭のことなど吹き飛んでしまう状態であったのだろう。髭黒は自宅の敷地内に玉鬘を迎えるための別邸を建て始める。
目と鼻の先に工事されている建物の建設中の物音もそれなりに騒々しいものであっただろう。
北の方の心中、察するに余りある。
源氏物語にはこんな場面がある。
玉鬘のところに通っていく髭黒のために、衣に香を焚き染めて出かける準備を整えていた北の方。
「行ってらっしゃいませ」と声をかけたが、突然物の怪による発作が起こり、お洒落した髭黒めがけて灰の入った香炉を投げつけた。
風流とは程遠い長年連れ添ってきた夫が、若い女に会うためにいそいそと支度をしてお洒落をして出かけていく様を妻であればどう思うであろうか。
今で言ったら、着る物も上質なスーツを揃えて香水なんかも使って出かけていくようなものだろう。
いくら一夫多妻が普通であったにしても、北の方にしてみれば許せない思いであったに違いない。
私は正直、この場面で北の方に拍手喝采してしまった。そうだ、もっとぶっかけてやれ。とさえ思った。
源氏物語を読んでいた当時の女性たちも、北の方のこの行動に内心指示をした人もいたのではなかろうか。
この香炉投げつけ事件が人の噂になり、北の方の実家では娘にこんな思いをさせるために髭黒に嫁がせたわけではないのだから、すぐに子どもと一緒に帰ってきなさい。ということになり、北の方とその子どもたちは実家に戻ることになったのである。
北の方が実家に引き取られる時に、荷物を運んだりもしたであろうから、それなりに大掛かりな移動であったと思う。引越しだから。
玉鬘に御執心の髭黒はあまり帰宅していなかったかもしれないが、真木柱の君は突然に引越ししなくてはならない住み慣れた我が家に別れを告げなくてはならない状態に困惑したことだろう。
(お父さんが帰ってきてくれたら、きっとお母さんを止めてくれる。)
そう思ったに違いない。
もしかしたら、髭黒に使いを送って早く帰ってきて欲しいと頼んだかもしれない。
女房たちにもきっと早く牛車に乗るように、母上様もお待ちです。などといわれながらも、粘って父親を待ち続けた少女の気持ちを思うと、非常に切なくてやりきれない。
(お父さんはもうすぐ帰ってくる。あと少し、あと少しで良いから。)
やがて日が暮れ、父親がその夜も帰ってこないことを知ったとき、真木柱の君は父親に裏切られた思いであったことだろう。
今はとて 宿離れぬとも 馴れ来つる 真木の柱 われを忘るな
(いまはとて やどかれぬとも なれきつる まきのはしら われをわするな)
この当時から一家の大黒柱という言葉があったかどうかわからないが、一人の少女が精神的に父親という存在を無くしてしまったことがうかがい知れる。
「もうこの家を離れなくてはいけないけれど、慣れ親しんだ真木の柱だけは、お父様のように私を忘れないでね」
北の方の実家に引き取られた後、事実を知った髭黒は妻に合わせて欲しいと実家に足を運ぶが、妻にも娘にもあわせてはもらえず、結局男の子二人だけを連れて帰る。
この後、髭黒は新しい北の方として玉鬘の君を家に迎える。
髭黒と玉鬘の幸せの代償に、心を痛めた少女がいたことを心に留める人がいても良いのではないだろうかと思ったのである。現代に通じるものではないにしろ、家庭崩壊までもがさりげなく描かれている物語はなかなかない。
この経験が、真木柱の姫君の男性観を大きく左右したのではなかろうかと思う。
何故かと言うと、彼女が結婚した相手が、蛍兵部卿の宮であったからだ。
蛍兵部卿の宮は、光る君の弟に当る桐壷院の親王であり、容姿は優男風。性格は色好みで風流を解す。絵画から音楽まで幅広く芸術に関して博識。正妻と死別したが女性関係は派手で常に噂が立っているというような男性だったからだ。
自分の父親とは正反対の男性である。
真木柱の君は、蛍兵部卿の宮との間にできた女の子が一人。後に宮の御方と呼ばれる姫君であるが、大変恥ずかしがりな姫君であったらしい。
蛍兵部卿の宮と死別したのち、真木柱の君は紅梅の大納言と再婚。大夫の君という男の子をもうけ、幸せに暮らしている姿が垣間見える。
紅梅の大納言というお人は、柏木の弟であるが柏木が才に優れた人でもあったため、比べられると少しは劣るところがあったのかもしれないが、柏木の死後、きちんと家を守ってきた人である。
紅梅とあだ名をつけられるような人だ。きっと寒さで凍えるような日の中にもそっと咲き初めて華やかに心を彩ってくれるようなささやかな梅の紅さを持つような人柄の方だったのかと思う。
私は、幸せになって欲しいと思う少女が当たり前の幸せを掴むことができたことを、本当によかったと思ったのです。源氏物語の凄さは、スポットライトが当るのが一瞬の人でも、その後の消息が気になった人がきちんと描かれているという点においても、素晴らしい物語であると思います。
NHKまんがで読む古典〈3〉源氏物語・伊勢物語 (ホーム社漫画文庫)
- 作者: 鳥羽 笙子
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 文庫
タグ:古典 源氏物語 真木柱
ブログ、ご訪問&nice! ありがとうございました。
by yukitan (2009-03-06 05:07)
☆ yukitan さま
こちらこそありがとうございます。
by aoyamasijinn (2009-03-06 05:13)
☆天野満月さま
ナイスありがとうございます。
by aoyamasijinn (2009-03-06 06:06)
☆sonyさま
ナイスありがとうございます。
by aoyamasijinn (2009-03-06 06:39)
☆旅爺さんさま
ナイスありがとうございます。
by aoyamasijinn (2009-03-06 06:46)
「あさきゆめみし」の漫画読みました。
懐かしいです。読みながら、その時代に吸い込まれていったなぁ~。
by ぴーすけ君 (2009-03-06 08:12)
古典が好きだなんてすばらしいですね〜。
だんだん置き去りにされている感がありますから。(^_^;
by ラミーキッズ (2009-03-06 08:28)
おはようございます。
ご訪問下さり有難うございます。
by kaoru (2009-03-06 09:02)
ご訪問&nice!ありがとうございます。
古典がお好きなようですね。
by mamii (2009-03-06 10:37)
細やかな感覚は、さすがに女性らしいなぁと感心いたします。
人にたいする優しい眼差しを感じます。
by Francis (2009-03-06 11:04)
私、一応国文科卒です(汗)
卒論も万葉集なんですが書道の為に
真木柱の姫君って知りませんでした~(汗)
お恥ずかしい・・・・。
また、万葉集とか読みたいですね!
by noushin (2009-03-06 11:43)
お久しぶりです。
aoyamashjinnさんの説明、解説はとてもわかりやすくて大好きです♪
文章が引き込まれるのですよ。いつも「頭が良いのだわ」と尊敬して
しまいます。楽しませていただきましたありがとうございます。
by Sachi (2009-03-06 12:04)
こんにちわ^^じむ員と申します。
源氏物語、読み込んでらっしゃるんですね!すごい!
またおじゃまさせていただきます^^
by じむ員 (2009-03-06 12:47)
ご訪問&niceありがとうございます
とても興味深く読ませて頂きました
状況がわかりやすくすごく面白かったです
真木柱の君は幸せになれたのですね。良かったです♥
それとは別に「遙かなる時空の中で」の1と2はゲームやったことあります!
面白かったです♪
by ちゃこちゃん (2009-03-06 13:35)
こんにちは‼
とっても興味深く詠ませて戴きました・・・・良く分かる様に解説されて
いるので嬉しかったです。
今迄読んだ事が無かったけれど、興味が湧いて来ました。
有り難うございました。
by ちゃーちゃん (2009-03-06 16:08)
こんばんわー!
平安時代ってすごく恋愛を楽しんでいる時代でも
ありますよね~。
この辺のみやびた話は、同じ源氏でも武家の源氏とは
随分違いますよね(苦笑)
by ぼくくま (2009-03-06 18:49)
はじめまして。
訪問&nice!ありがとうございます。
源氏物語、今いろいろ本を借りて勉強中だったので
とてもためになりました♪ありがとうございます☆
by きらり (2009-03-06 20:32)
読んだつもりの源氏物語ですが、こんな風に説明を受けると、なんて斜めに読んだのだろうと恥ずかしくなりました。またお邪魔しますね^^
by エリザベート (2009-03-06 20:36)
ご訪問&nice ありがとうございます。
源氏物語は読んだことがありませんが、
こんな風に書いていただけると、普通の解説とは
また違った興味が湧いてきます。
by こんとらばっそ (2009-03-06 21:13)
源氏物語は最初の方だけ少し読んで諦めてしまいました。
小学生のころから読んでおられたと知り驚きました。
素晴らしいことですね。
「真木柱の君」のことは勿論初めて知りましたが
とても詳しく解説していただいて一気に読ませていただきました。
現代に通じる話ですね。これからも楽しみにしております(^。^)
by yakko (2009-03-06 22:49)
ご訪問&nice!ありがとうございます。
源氏物語、大学入試対策で「あさきゆめみし」で一通り読みました。
(読んだうちに入るのでしょうか…?(笑))
その後、橋本治さんの「窯変 源氏物語」にチャレンジしましたが、
途中で挫折してしまいました…。
by りん (2009-03-06 23:16)
古典・・・難しいイメージで敬遠しがちですが、、
興味持ちたいと思います。。
by くろすけ (2009-03-07 00:11)
古典・・・イメージ先行で難しい感じがσ(TεT;)
訪問ありがとうございます。
by 花火師 (2009-03-07 01:46)
ご訪問ありがとうございました。
古典、私も学生時代に読んで難しかった記憶しかないです。
解りやすい解説でこれなら私でも・・・w
by bigbang (2009-03-07 03:30)
真木柱の君、名前は知っていましたがその後どうされたかまでは知りませんでしたのでとても興味深く読ませていただきました。源氏物語にいろいろな女性やその価値観などが書かれていることから、この時代物語が女性の教育の役割もあったのではないかな~などと思いました。
by 優姉 (2009-03-10 12:07)
☆ぴーすけ君さま
あさきゆめみしはすごく読みやすくて源氏物語の世界に引き込んでくれる入門としては凄くいいと思います。品のある源氏物語だと思うので。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:32)
☆ラミーキッズさま
古典は昔話も古典文学があるものが多いですから、興味があると深く知りたくなるんですよね。(^^)
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:33)
☆ kaoru さま
こんばんは。
こちらこそご訪問ありがとうございます。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:34)
☆ mamii さま
はい、古典好きなんですよ。
こちらこそご訪問ありがとうございます。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:35)
☆ Francis さま
いつもありがとうございます。
古典文学に限らず、アニメでもマンガでも小説でも気になる人がいるとものすごく新鮮に思うのですが、やはり好きになれない人もいたりしますが、否定でなく、その人その人の事情や背景などを考えたりすることで、実際の人間関係にも非常に役立つこともあります。
「人」って本質的には変わらないんですよね。どの時代でも。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:39)
☆ noushin さま
国文科卒ですか!私もです。
万葉集も授業でとってましたよ。万葉集も幅広い世代、地位、地方の方々の歌が詠まれていて研究には事欠かない古典ですよね。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:42)
☆Sachi さま
いつもありがとうございます。
源氏物語は授業で習わなかったので、自力で勉強しました。少しずつですが、もっと詳しく色々学んでから、口語訳で自分の源氏物語を書きたいなと思っています。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:44)
☆じむ員さま
こんばんは。
古典は読めば読むほど奥が深いですね。
本当に面白いです。そして、その「面白さ」をどうやったら伝えられるかなと思いながらブログを書いています。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:46)
☆ちゃこちゃんさま
こんばんは。
ありがとうございます。
わかりやすく書けたかなあとちょっと心配していたので。楽しんでいただけてよかったです。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:47)
☆ちゃーちゃんさま
こんばんは。
興味がわいてくるような感じの文章になっていたらとても嬉しいです。
ありがとうございます。
描かれているのが物語である以上、「人」だと思っているので、どういう風に一人の人を紹介できるだろうかと思って書いてみました。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:49)
☆ぼくくまさま
こんばんは。
そうですねー。武家の源氏とは源氏違いかと思うくらいの華やかな恋愛話がてんこもりですからねえ・・・・。
私も小学生のときに勘違いして本を買ったんですよ・・・・。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:51)
☆きらりさま
ちょうど勉強中でしたか!
お役に立つ情報でしたら幸いです。(笑)
源氏物語は楽しいですからね。
by aoyamasijinn (2009-03-11 01:53)
☆エリザベートさま
源氏物語は沢山の人が出てきますから、一人ひとりに焦点を当てるとなるとそれはものすごい人数ですから、きっと一生かかりそうですが、多少なりとも気にかかる人がいるんですよね・・・・。特に恋愛が目につきやすい話ですから、こんな人いたっけ?っておもうと思うんですが。やはり浮き沈みがあったりする人のほうが注目浴びやすいものです・・・・。その方が面白く写りますから。
by aoyamasijinn (2009-03-11 22:38)
☆こんとらばっそさま
古典というだけで敬遠しがちな人が多いなと思いましたので、私は自分が理解できたことを自分の言葉で伝えて行こうと思っています。
絵本でも古典文学は沢山ありますし、わかりやすいものは興味を持つことでどんどん心を豊かにしてくれますからね。
by aoyamasijinn (2009-03-11 22:40)
☆ yakko さま
子供の頃に軍記ものと勘違いして本を買ってしまい、内容があまりにも砕けていてびっくりしたのですが、そのおかげで興味が出まして、いい意味で裏切られた作品でした。知れば知るほど、一生かけて勉強していきたい作品だなと思っています。
離婚などは現代もある問題ですし、親子の心理的な苦痛なども人間である限り変わらない問題が描かれていると思います。
by aoyamasijinn (2009-03-11 22:44)
☆りんさま
マンガでよむと早く状況なども理解できますが、文章だけだとなかなか難しいものですね。源氏物語の現代語訳は色々な作家さんが挑戦なさっていますが、読みやすさなどはやはり好みがあるんじゃないかなと思っています。橋本さんだけではありませんから、また他の方の源氏物語も挑戦してみてくださいね。
by aoyamasijinn (2009-03-11 22:46)
☆くろすけさま
そうなんですよね。
原文なんていきなり出たら見ない人も多いと思うんです。はっきり言って。
現代語だからこれだけ読んでいただけるんだなと思います。
by aoyamasijinn (2009-03-11 22:48)
☆花火師さま
私も原文だと読めないときがあります。まあ、意味などは調べないとわからない言葉も多いですからその点は外国語状態ですけれどね。
一度覚えてしまうと、楽しいものです。
by aoyamasijinn (2009-03-11 22:54)
☆ bigbang さま
教科書の抜粋された部分は学校で教えるにふさわしいと判断された問題のない場面が多いので、余計に難しく、つまらなく思ってしまうんじゃないでしょうかねえ。それ以外のところも知っていると、また違うんですけどね。
by aoyamasijinn (2009-03-11 22:56)
☆優姉様
まさに教本だったんだと思いますよ。紫式部が仕えた彰子に女君の魅力と言動でいかにうまく人のそしりに合わずにすむかが描かれているといってもいい内容だから、宮中の人なら特に噂にはなりやすいセレブだということもあるだろうし。
でもくそ真面目にこうしたらいけませんああしたらだめです。って書いても面白くもなんともないからね。
興味を持つように書いたんだと思う。
by aoyamasijinn (2009-03-11 22:59)
☆みなさま
ナイスありがとうございます。
by aoyamasijinn (2009-03-11 23:00)