憧れのあの人 中川勝彦さん

小学生の頃５年生の冬休みだったと記憶している。
当時、年末大型時代劇という日本テレビで前編後編と二日にわたり放送されるすごい時代劇があったのだ。
その中でも、「白虎隊」という作品に出演なさっておられたのが中川勝彦さんである。

白虎隊

• 出版社/メーカー: バップ
• 発売日: 2000/12/06
• メディア: DVD

役所は、新撰組の沖田総司であった。
凛々しく、美しく、儚げで、新撰組の浅葱色の羽織までが鮮やかに見えたものです。
そんなに沢山の出番はなかったものの、彼の姿は目に焼きついて離れなかった。
いつか、同じ舞台に立ちたい・・・。
そう思って、演劇部にまで入ってしまった。
でも、中川さんは数年後、白血病に倒れ闘病生活も長かったが、この世を去ることとなる。
私が、一番中川さんの近くに行けたのは納骨式で遺骨をこの手に抱いたときだった。
中川さんのご遺族の御厚意で、ファンの方々の手を通して納骨を・・・。
ということになったのだ。
まだ、何でもできる若さで、もっと生きていて欲しかった。本当に悲しい思いをした。
それから、かなりの間精神的に立ち直れなかったように思う。
中川さんは猫が好きだった。
白血病を発症してから、ペットを飼うことを医師から止められていたのだが、
二匹の猫をとても可愛がっていたという。
私はいまだに、CDや葉書、絵本などを大切に持っている。
煮詰まることがあれば、お墓にも行くことがある。
彼の眠るお墓には沢山の猫がいる。
数年前に、レコード盤もある方から、格安で買い求めることもできた。
何しろ、小学生のお小遣いでは、全てのものは買いきれなかったし、
歌手として全盛を極めておられた頃はなかなかアルバムなどを購入することはできなかったのだ。
もうすぐ、中川さんの亡くなった年に近づいている。
私は、何ができるだろうか。
あの人が私にくれたようなきらきらした感動や、思いを誰かに伝えることは、できただろうか。
そんな風に思うことがある。

中川勝彦/リバース~ラストアルバム

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: NECアベニュー
• 発売日: 1995/10/21
• メディア: CD

この記事は昨年書いたものです。そのまま掲載しています。
広告を入れたため、更新しました。

コメント 14

はじめまして。
“中川勝彦さん”
未だに大好きな俳優さんの一人です。
時々CDを聴いて彼の姿を思い出したりしています。
by turbo (2005-08-24 00:14) 

はじめまして、turboさん。中川勝彦さんのこと、忘れずにいてくださる方が、一人でも多くいらっしゃるのが、本当に嬉しいことですよね。アルバイトドリーマーとか、元気が出ますよね。追悼で、ビデオが出たので、購入したのですが、ビデオテープがカビにやられてしまって、処分してしまいました。DVDでないかなあ・・・。と思うのですが・・・。
by aoyamasijinn (2005-08-24 11:46) 

はじめまして！
私も中川勝彦さん、好きです。
「白虎隊」も見ました。
何枚かアルバムを持っています。
いつかｃｈａｒ（チャー）さんとコラボした時の映像が忘れられません。
歌手として、俳優として、生きていて欲しかったと今でも思います。
で、彼の娘さん（最近娘さんがいること知りました）が芸能界デビューされていたんですね。
写真でしか見たことないのですが・・・確かに可愛かったです。
by doratama (2005-08-26 12:39) 

私も最近、娘さんのことを知りました^_^
by yukki- (2006-05-31 15:27) 

☆yukki- さま
最近テレビにもよく出ていますね。
この間は夜中のバラエティに出てました。何故か、テレビを付けるとよく見かけます。
by aoyamasijinn (2006-05-31 15:31) 

☆doratamaさんはじめまして。私も勝彦さんのお嬢さんのことを数年前にネットで知りました。確か勝彦さんの葬儀のときだったと思いますがファンの方が「誰か勝っちゃんの子供、産んでないのかな・・・？」とつぶやいていたのを思い出しました。勝彦さんの分も、健康に長生きして欲しいですね。芸能界は厳しいでしょうから、頑張って欲しいです。
by aoyamasijinn (2006-05-31 15:32) 

私も「白虎隊」の沖田総司役で中川さんのファンになりました。
何度も何度も「白虎隊」のビデオを繰り返し観ました。
作品自体も大好きで、当時高校生だった私の青春の一ページを飾る作品です。
九州に住む私は、いつか京都と福島を訪れて、お墓参りをしたいと思っています。
by とも (2007-01-07 20:36) 

☆ともさま
はじめまして。
福島の白虎隊の記念館には勝彦さんの写真が飾られているそうですよ。私もまだ福島の白虎隊のところには行ったことがないので、時間が出来たら行きたいなと思っています。
by aoyamasijinn (2007-01-07 20:43) 

しょこたんが猫好きなのは、お父さんの影響なのかもしれないですね
by ねこねこ (2007-04-29 14:15) 

勝彦さんが可愛いがっていた二匹の猫とはタリンとマイケル…でしょうか？
つい先日(５／２)実家のマイケルが死んだ、としょこたんのブログにありました。１６才の大往生…タリンの方も去年天寿を全うしています。
翌日は彼女のアルバム発表日であり、いくつものコンサートやら、また誕生日(５／５)のイベントも重なって悲喜こもごも…でも「天国のマイケルやパパに届くように」と頑張ってましたね。
新曲のＰＶではロック・ナンバーを熱唱する横顔が父上に生き写し、だそうですよ。
by Ｍｅｌｌｏｔｒｏｎ (2007-05-22 14:17) 

☆ねこねこさま
はじめまして。
そうかもしれませんね。子供の頃から身近に猫がいたら、猫がいる生活が基本ですからね。
by aoyamasijinn (2007-05-23 15:11) 

☆Ｍｅｌｌｏｔｒｏｎ さま
私が持っている勝彦さんが描かれた猫の葉書の絵のタイトルは、クロとグレだったと思うのですが、実家においてきてしまったので、ちょっと確認しないとわからないです。長毛と短毛の種類の猫が一匹ずつ描かれていたと思います。
勝彦さんがお亡くなりになった前後に、発売されたねこの雑誌にもインタビュー記事が掲載されていて、猫と一緒にうつっていた写真が載っていた様な記憶があります。
by aoyamasijinn (2007-05-23 15:17) 

はじめまして。
最近勝彦さんのことが思い出されてネットで検索しています。
私は中学時代からファンだったのでライブなどにもよく行きました。
by (2007-12-12 15:39) 

☆ reina さま
はじめまして。
ライブ、いいですね。生で一度くらい見たかったなあと思います。
私はビデオを購入したのですが、カビに侵食されてしまい、処分せざるを得ませんでした。
もう一度ＤＶＤで出してくれないかなと思っています。
by aoyamasijinn (2007-12-12 20:47)