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青い文学 [漫画・アニメ]

ビデオテープに録画したのを見ました。
予約しわすれて録画出来なかったり、放送時間がずれていたりしましたが、私が好きなこころは前編後編最初から最後まで見れました。
アニメーションでどんな風になるのかなと期待していましたが、前編は先生視点の夏になり。後編はK視点の冬になり。
二人の青年が恋をするお嬢さんのイメージが夏では桔梗、冬では向日葵となりラストのKの絶筆が違うのも楽しめました。
お嬢さんの着物も季節で色が違っていたし、声色も低いトーンであったり高めだったりと比較が出来るくらい違ってました。
原作のお嬢さんのイメージは無邪気な部分があったりして、世間知らずですれてない感じがしたのだけれど、知ってることを言わなかっただけなのかなと感じたこともありました。
Kのことも何故自殺したのかを本当は知っていたのではないかなと。
あえてそうすることで、先生の理想のお嬢さんであり続けようとしたのかなと。
伝えなかったことが裏目に出て、先生一人で重荷を背負ってしまったのかもなあ。と思いましたが。
先生イメージのお嬢さんって、女性の美徳の具現化に近い感じがします。
昔の乙女そのもの。清楚な愛らしさがある。

アニメ後編の向日葵のイメージのお嬢さんは艶やかな女の情念を感じさせる蠱惑的な女性になっていて、誘惑する一面も描かれていて面白かった。
こころを先生の若き日の悔恨と見るか、Kの純粋に生きようとして躓いた追い詰められた精神の末路とみるか、二人の青年を手玉にとった乙女の話とみるか、二人の青年に愛された乙女の話とみるか人それぞれの解釈が成り立つのだなあと。
お嬢さんの母親の気持ちもわかりますよ。嫁に出すなら宗教に傾倒した不可思議な若者より、身元確かな先生の方が有望だろうし。

初めてこころを読んだのは中学生の時だったけれど、思春期の思いと今では見方が何となく違うのも確かで、それは色々なものを見て経験する事で解ってくる事なのかなと。中学生の時はKは思い詰めやすい人だったんだなあと思ったんだが。

堺さんの演じた先生、素敵でした。私ならKより先生選ぶなあ。今も昔も。

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