天上の虹1~19巻 [私の本棚]
中学の頃に内容に惹かれて読みだした漫画だ。
なんとまだ未完。
続きはいつでるのか、待ちどうしい作品だが・・・・・原作者の里中先生が考えるラストがどのようになるのか。
愛着のある作品なので、深く心に馴染むような最後に期待しています。
気長に完結を待っています。
登場人物の台詞もかなり真に迫っていて、
胸に響くものが多く、学生の頃に一度手放したのですが、また買いなおしました。
こういう作品に出会わなければ、
私は古典や歴史に今のような気持ちで接する事はなかったかもしれない。
数々の名言や至言が散りばめてある漫画なので、大人の鑑賞にちょうどよいと思います。
若い頃には何も感じなかった台詞が、感慨深く思うことさえあります。
私が納得した心に響いた台詞をいくつかあげてみます。
主要なキャラクターの台詞は読めば目に付きやすいと思うので、あえて脇役の台詞を。
「・・・・・あとからならいくらでも思いつくんだ。
あの時ああすればよかった、こうしたほうがよかった・・・って。
あとからならいくらでも。
なにもかもそうなんだよ人生って。
その時にできなかったことの痛みと重みは自分で一生背負って生きていかなきゃいけないんだ。」
「たとえどんなつらい想いをしても
その人とたとえ一生添い遂げられなくても
それでも真剣に人を好きになるって
だれかと巡り会うために生きてきたと思える瞬間があるのは
何物にも代えがたいすばらしいことよ
人を愛することをおそれないで
あなたの人生なんだから」
「女が一生の夢だとは男らしくないと笑う人もいるだろうが
何人もの妻を娶る力があるのならその力のすべてを
一人の女との未来にかけるのも男のひとつの真実だ」
「人は誰でも自分の未来の姿は見えないが
すぎてきた過去の自分はよくわかる」
「どんな生き方が良いのかはべつとして・・・・・
人生の意味や価値は無数にある。
そういうことにすら気づかないのが『若さ』というものだったのかもしれない・・・・・・・
ああ 大津 きみのねむる二上山に陽が沈むよ。
ぼくたちは若かった。
若さの価値に気づくゆとりもないほど若すぎたんだね。」
文庫版も出ていますが、文庫はコミックスの途中までのようですね。
天上の虹―持統天皇物語(第一期) 全6巻セット 講談社漫画文庫
- 作者: 里中 満智子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/02/08
- メディア: 文庫
私が所持しているのはコミックスの方です。
源氏物語関係の本 [私の本棚]
面白いほどよくわかる源氏物語―平安王朝のロマンと時代背景の謎を探る
- 作者: 大塚 ひかり
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2001/09
- メディア: 単行本
この本、ずいぶんと前に購入しました。
ざざざっと目を通しては、物忘れが激しい私の脳を補ってくれる一冊。
だいたい何がどのあたりでおこって・・・・・とかはうっすらとしか記憶できないため、こういう本はつい購入してしまう。
- 作者: 紫式部
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/09
- メディア: 単行本
金色のコルダ6巻 [私の本棚]
金色のコルダ ~放課後のエチュード~ 主題歌 Warrior
- アーティスト: 谷山紀章, mavie, 鈴木マサキ
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: CD
連載されているララで読んではいたけれど、気になるし、続き物なので、
迷わずにお買い上げー。
柚木先輩、微妙にブラックです。私はこういう男はあまり好きでない。
土浦くんか、火原先輩か王崎さんがいいなー・・・・・。
裏表がなく、気を使わなくても良いような人が良いです。
音楽って続けることは大変だと思います。
何でもそうなのだろうけれど、やはり好きなことでないと続けるってのは。
・・・・・苦痛だよね。
幸いいやいやながらも、バイオリンが嫌いなわけじゃないことが、主人公にとっては救いなんじゃないかな。
うまくできないことを気にしてるんだから、彼女にはまだやる気があるもんなあ・・・・・。
誰でも一度はぶつかる壁なのかね。こういうのって。
アニメ化決定で、また弾みがつくだろう金色のコルダ。
私は友達がピアノを弾ける人が多いので、友達のピアノを聴くのが好きです。
え?青山ですか?
猫踏んじゃったならどうにか・・・・・。永遠の名曲ですからねえ。あれは・・・・・。
アマゾンで、6巻の画像を探してみたが、見つからん。
志水くんもかわいいが、ぼおっとしてるからなあ。
あれ、画像が無い!!けどまあ、発見。
金田一少年の全事件簿 [私の本棚]
金田一少年の全事件簿
私は明智警視と高遠遙一目当てでつい買ってしまったのですが。
短編の小説があったりとこのての解説としては楽しめました。
沢山事件があったので解説がないと思い出せない話もあったりしますねえ。
アニメもドラマも見ていましたが、
雪夜叉伝説殺人事件と
悲恋湖伝説殺人事件と
怪盗紳士の殺人
がわりと記憶に残っています。
どれも動機に過去があってそれぞれが胸に何かを抱えて生きている感じの話で、
事件後生き残った人間も何か大きな物を心に刻んでいくような話でした。
犯罪には必ず被害者がいて、その周りにいる人へも多大な影響があるのだと思い、
事件が事件を呼んでしまう連鎖的な犯罪が描かれることがある金田一少年の事件簿には、
かなり考えさせられる話が多いです。
藤本ひとみの少女小説 [私の本棚]
私が本当の乙女だった十代前半にむさぼるように読み耽った少女小説があった。
集英社コバルト文庫から出ていた漫画家マリナシリーズ。等など。
作家は藤本ひとみさん。
彼女の少女小説には、全編を通して読者の少女達へ伝えたい大切なことがさりげなく登場人物の台詞を通して表現されていた。
その言葉は常に胸に響き、思春期でもそうでなくても人と人が接する事で起こりうる様々な事態に敏感な人間なら必ずその人生の指針になるような大切な一言であったと思う。
ブログを書くようになって、実家で一杯になってしまった本を処分せざるを得なかった時に少女小説を手放してしまった事を少ししまったなと思っている。
新たに買いなおそうと思っても本屋さんにはもう無いのだ。
今回、ブログでのやりとりで知り合えた友達が
人間関係で大変やりばのない苦しい状態にいるのを知り、
何かその状態を突破する物はないだろうか。
自分も同じような事があった時に何が私を救ってくれたのだろうかと。
考えていたら、思い出したのだ。行き詰まった時によく手にした少女小説の事を。
今手元に無いのでどの本のどこに何が書いてあったのかを思い出すことができないのだが、
迷った時や辛いときに目にして気持を楽にできる言葉があれば、
その都度紹介していきたいと思っている。
藤本ひとみさんは今はもう少女小説は書かれていないが、
大人向けの歴史小説などを執筆なさっている。
そこにもメッセージ性の強い言葉が散りばめられていることは、感じる事ができる。
多々あるシリーズの一部ながら、アマゾンで検索したら、けっこう見つかりました。
ゴッドハンド輝とジゴロ次五郎 [私の本棚]
家族が好きなので、新刊出ているから買ってきてと頼まれた。
と
ゴッドハンド輝のほうは面白いから途中までは読んだのだが、ジゴロのほうは全然見ていない。
絵がちょっと好みではないのと、車の話らしいので、よくわからないかも・・・・・。
アニメイトでメモを見ながら探して、新刊だったからすぐに見つかってよかったです。
それにしても、少年漫画って連載のペース速いのね。
あっという間に新刊が本屋さんに行くと出ているんだもん。
漫画家さんは大変だ。
大奥極上音絵巻 [私の本棚]
応募者全員サービスで頼んであった大奥極上音絵巻がきたっ!
漫画そのものがドラマになっていた。
聞いてみたら案外長かった。これはお買得だった。900円分の小為替を送った記憶が。
市販のドラマCDよりも聞き応えあったよ。
声優陣も豪華だよー。
小西克幸(金色のコルダの王崎先輩)
田中敦子
堀内賢雄(オスカーさま。)
若本規夫(サザエさんのアナゴくんが頭をよぎる。)
竹田雅則(ヨザック!!きゃあああああ)
小林沙苗(アクエリオンの麗花だ。でもこっちは快活な感じ。)
石塚理恵
山野井仁
ほか
ナレーションは西村知道(鬼太郎のぬらりひょんのイメージ強し。)
脚本は岡崎純子さん
竹田雅則さんが出てる!キャー。でも副島役だわ。
副島は不細工で性格も悪いキャラだから頭の中で勝手にヨザックに変換しちゃいました。
漫画もよかったけど、ドラマで聞いた方がさらによかったのが杉下の身の上話。
じーんときました。
大奥の華やかさの陰にある病んだ部分をよくわかっている杉下はかなり魅力的。
人間的にできた人だと思う。
少しくたびれた感じだけどそうでもないみたいだなあ。とドラマを聞いて思いました。
おまけドラマがよかった。
久通グッジョブ!
おまけドラマの感想はこれにつきる。
素晴らしいCDでした。
楽しい時間をありがとう。
銀曜日のおとぎばなし [私の本棚]
小学生だった頃にりぼんを読んでいて、
話が忘れられなかったのが
「銀曜日のおとぎばなし」のシャーロット編でした。
子供向けの話ではありますが、とても深い作品でもあったと改めて感じます。
小人の主人公ポーと接していくうちにシャーロットの考え方に変化が訪れるのが、
すごくよく描かれていた気がします。
妖精の世界から追放されてしまうシャーロット。
自分が正しいと信じて子供の時間を止めてしまうシャーロット。
そんなことをしてはいけない。と説得するポー。
シャーロットに恋をしているから、余計に必死にポーは頑張ります。
ポーの友達でもある人間のスコットが語りかけることば。
『シャーロット、命あるものはいつか消えてゆくからこそ美しいんだよ。』
りぼんで連載中に読んだ時から頭に焼き付いて離れることがなかった言葉でした。
この話の舞台はイギリスですが、小学生だったので、ロンドンってすごく素敵な街なんだな。
と思い、憧れておりました。
原作者の萩岩さんの作品は、人魚の話とかも結構好きでした。
かわいいポーが、楽しく優しい時間を届けてくれます。
いるかちゃんヨロシク [私の本棚]
小学生のころでした。
りぼんで連載されていたのは。
本屋さんの文庫コーナーで見つけた時は懐かしさのあまりレジに直行しましたよ。
だって好きなキャラクターがいたんだもーん。
子供ながらに主役の彼氏になるだろうキャラクターには心奪われず、
主役に想いを寄せる男の子が好きでございました。
成績優秀スポーツ万能という現実にはそうお目にかかれない人種ではあるけれど、
そこがいいのよ。
憧れのお兄さんでした。
私は年をとりキャラクターを追い越してしまいましたが、
相変わらず久々に見た憧れのお兄さんは素敵なサッカー青年でした。
風光る [私の本棚]
風光る
新撰組を題材にしたマンガはかなりたくさんあるが、少女漫画の中でも、 これは人気がある作品だと思う。 幕末の動乱の中、女でありながら新撰組に隊士として入り込んでしまう。 主人公、セイ。 実際にはありえない話なのだが、マンガということで、彼女の視点で、歴史がわかりやすく勉強できるということでは楽しめる作品だ。 私は個人的に山南敬助が大好きなので、山南さんが切腹してから、 あんまりじっくり読めなくなってしまったのだが・・・・・。 たまに、考えてしまう。 隊士が規律違反で切腹になるのがかなり多かったようなのだが、 隊士のことを思っている(家族なり恋人なり)人間が、 切腹する前に一目でも会える状態と、 逢えずにあとから切腹したと告げられるのと、どちらがより辛いのだろうかと。 結果的にはどちらも失った人に対しての悲しみは変わらないと思うのだが・・・・・ 残されて日々を過ごす人間の立場になったら、どうなのだろう。 逢えても逢えなくても、何かに後悔し、悲しむことは誰にでも予想できることだ。 大河ドラマ「新撰組!」でも山南切腹の回で大泣きし、風呂上りの家族に驚かれたほどなのだが、何故こんなに山南さんが好きなのかわからない。 直接接することなどありえない人だし、土方とかに比べて、女心をくすぐる魅力がある人でもなさそうなのに・・・・・。と自分でも思うのですけどね。 土方も好きですよ。良い男ですからね。 でも、私にとって山南先生が一番なんです。新撰組では。 幕末、維新の物語を読むと、 日本という国は動乱で才能ある若い男性をいとも簡単に失ってしまったのだなと。 若い人がこんなに簡単に命をなくすことが二度とないようにと願わずにはいられない。 「花は桜木、人は武士。」 散り際の潔さは心引かれ、美しい。 でも、それだけに一つしかない命は大切にして欲しい。 生きてさえいれば、明日がある。 生きていなくてはできないことが、山ほどあるのだから。 もうこの最新刊には山南さんはいないのよね・・・・・・。 なんとなく気になってこの本も買ってしまった。 京都に行くことがあったら、片手に持ちたい本だと思ったんだよな。