サイボーグ009のブログパーツ [素材集HP]
サイボーグ009公式サイトはこちらhttp://009ing.com/
はじめに出てくるメッセージがとても心に響きます。
世界中の00ナンバーサイボーグの一人になれれば良いな。
サイボーグ009 (第1巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)
- 作者: 石ノ森 章太郎
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1966/07
- メディア: 単行本
サイボーグ009 「バトルアライブ 1 ~誕生~」 limited edition (009 島村ジョー フィギュア付き) [DVD]
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- メディア: DVD
009懐かしいです。
by 単騎 (2009-03-20 01:48)
HINAKAです。
aoyamasijinn様
石森章太郎氏(個人的には、「石ノ森」ではなく「石森」氏でです)は、当時としては常に時代の先を読む作品を、作り続けられました。
ですから、彼の出世作にして代表作「009」の内容も深く、広くそして先を見ています。ただ彼は、手塚治虫氏の直系であり、「科学の発展が、人類の未来に寄与する。しかし、それは常に暗黒面を持つ」という、テーゼを抱え込み、科学文明と自然破壊の行く末を、案じる立場でした。
同時に、もはや国民的ヒーロー「仮面ライダー」を初め、「人造人間キカイダー」などTV番組化して、未だに人気の衰えない、作品群の生みの親としても、有名です。
そこには常に、「悪の組織に対して、裏切って人間側に付いて、必死に闘うものの、その戦いすら人間に嫌われ自分の存在までも、疎まれる存在」として、描かれています。
さらに、そこにアンチ・ヒーローとして、完全に正反対の正義を信じる、キャラクターを登場させます。
「力無き正義は無意味、優しさは弱さ、弱者は敗者、敗者は勝者に従うか、さまなくば消えろ!」徹底的な、弱肉強食理論です。そして、これに対する明確な反論を、当時は主人公のヒーローですら、持ち合わせていない事が、多かったのです。
時は、まさに高度成長時代真っ直中、同時に競争社会の幕開けでもありました。
勝者には、明るい未来と豊かな生活が約束され、敗者には惨めな貧しい生活と希望の無い人生しか、残されていない……そう思われていましたが、現代と決定的に違うのは、底辺であろうが貧しかろうが、「辛い時も、悲しい時も、そして嬉しい時も、お互い様!」と、信じる人々の連帯と協力。
この命題は、手塚氏を頂点とする漫画家達に、圧倒的に支持され受け継がれて行きました。
だから、彼の生み出したヒーロー達は、どんなに逆境に立たされようと、その弱く貧しくしかし優しく暖かい人々の関係と想いが、やがて世界を変えて行く可能性を信じていました。そして、科学は強い者が自分の都合の良い道具として、使うものではなく、弱くて優しい人々を助けるための道具だと、信じていました。いや、信じたかったと言う方が、正しいでしょう。
だからこその、その弱く優しい人々の想いが、必ずヒーロー達を絶体絶命の危機から救い、逆転を可能にさせます。
そうでありながらも、常に善と悪の憎悪、科学文明の発達と自然環境の破棄。そして、一向に進まない、国際協調。
何よりも人間の個人が個人が内面に持つ、互いの差別や偏見を、無くすどころか新たに火種を見付けるばかりです。だから、彼のマンガの主人公は常に悲壮感を背負い、守るべき相手から嫌悪さえされます。それでも、「その力があるのなら、無い者に代わって、例え嫌われても自分が守る!それが、自分が、こんな力を持った者の使命だ!!」という悲壮な決意の元に、再び戦いの場に赴くのです……。
だから本当の戦いは、今回もその精神を受け継ぐ人達の祈りの通り、「人間1人1人の、内面の戦いに勝てるのか?」に尽きると思います。
物語として、未だに初期マンガ原作009シリーズの最終回で示された問題、009達についにうち倒された、敵の首領達の言葉「我々は滅びない、人間に野心と欲望がある限り、また2第2第3の我々が、必ず現れる」という言葉は、未だに生きています。
しかしこの時、009の返事「その時はまた、僕達が必ず、そいつらの野望を叩き潰す!」果たして、この言葉は実現されたのでしょうか?
当時美徳とされた、街や会社や、海や山でに生きる人々の、当然のようにあった、共に生き共に幸せになろうという、ささやかな意気込みは、時代の波に飲み込まれ個人主義という名の下に、姿を消しつつあります。
もし人々が、あの当時と同じように、同じように喜び同じように悲しみ、そして同じように幸せになろう!と思っているのなら、現在のこの社会状況下で、とっくに国会の周囲は人々の波に、埋め尽くされていたでしょう。
そして国会議員達は、そんな強いメッセージを込めたマンガすら排斥しようと、「青少年の健全育成」の名の下に、やっきになっています。
今は、それどころじゃないでしょうに……。
初代009のTVアニメ放映は、まだ白黒の時代でした。
ですから、リーダーである009だけ、白い服に赤いマフラー(実際はネズミ色でしたが)をなびかせていました。
その、エンディング曲が大好きなのですが、バラードなのに「戦時色が強い」という理由で、ほとんど見聞できません。
彼らは、あの歌詞の通りに、また「あの場所」へ、集えたのでしょうか?
長文を、お許し下さい。
どうしても万感、胸に来るものがあり、とうてい書き尽くせぬ想いを、御理解いただければ、幸いです。
by HINAKA (2009-03-20 04:43)
おはようございます。
サイボーグ009って懐かしいです。
ブログパーツがあるのですね。
by kaoru (2009-03-20 06:29)
☆ 単騎 さま
懐かしいですねー。
by aoyamasijinn (2009-03-24 06:52)
☆ HINAKA さま
子供の頃に再放送を見たことがあるのですが、内容が記憶になく、001は003と009の子どもだと思っていました・・・・・。
by aoyamasijinn (2009-03-24 06:55)
☆ kaoru さま
おはようございます。
ブログパーツが偶然目にしまして・・・・・。思わず貼り付けてみました。
by aoyamasijinn (2009-03-24 06:56)
☆みなさま
ナイスありがとうございます。
by aoyamasijinn (2009-03-24 06:57)